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はじめに
現在の会社で翻訳通訳の仕事を初めて4年目に入りました。10年前に翻訳通訳の仕事をしていたときと同じく日系の製造業なので扱う製品は違っても専門用語は似ているので仕事に慣れるのは早かったです。10年のブランクを経て翻訳する上で何が便利になったかと言えばそれはグーグル翻訳のような翻訳機能が使えることになったことです。グーグル翻訳のおかげで早く効率よい翻訳ができるようになりました。英語を普段話すときの私の思考回路は日本語から英語へのプロセスはなく英語で考えてアウトプットしていくのですが、翻訳をするときは常に日本語から英語、英語から日本語という普段使わない思考回路を使わなければならないので翻訳機能に頼ることによって翻訳機に2言語の変換作業をやってもらい、私はEditing 編集だけするようにしています。そうすることによって翻訳作業の効率は3倍以上にあがります。
グーグル翻訳機を使う時の問題点
私がこの機能を使う理由は先程も述べましたように早く翻訳ができることですが、校正を必ずし、ときにはすべて変えなければ使えないときもありますし、そのまま変更もせず使えるときもあります。グーグル翻訳が勧める単語をみてそれが気に入れば使いますし、他の単語がいいと思えば変えます。こういう単語もあったなと忘れていた単語なども思い出すこともできますし、また知らない新しい単語であれば自分の語彙も増えます、そんなわたしにとって翻訳の際、欠かせないグーグル翻訳なんですが、日本語から英語に訳したときにわけのわからない英語になったということが何回かありました。そして何回か使っているうちにその原因もわかりました。
原因その1
訳したい日本語をまとめてコピペしてグーグル翻訳に張り付けたとき一文以上コピペした場合は文と文の間はスペースがないようにすること改行しないこと。スペースがありますと正しくない文法やわけのわからない英訳になるときがあります。
原因その2
日本語のコピペした文に主語や目的語が入っていないことが多々あります。日本語は主語や目的語を省略しても話している内容が分かっていれば通じる言語です。ですから日本語文で主語や目的語がないときはコピペした日本語の文に主語や目的語を入れてあげてグーグル翻訳をします。日本語をちょちょっと校正する感じでそんなに時間や手間はかかりません。英語は文の構成上主語や目的語を省くことができないので日本語でちゃんと主語目的語を入れてあげれば意味の通じる英文にはなります。
原因その3
日本語は文を接続詞でだらだらと繋ぐ傾向がありそれを全部コピペして張り付けた場合全くわけのわからない英訳が出てきたりします。それは英語は2つの文を接続詞でつなぐことができますが、日本語のようにだらだらと2文以上つなぐとRun-on Sentenceと言って間違った文法になるからです。それを防ぐ方法としては日本語のコピペした文章が2文以上ある場合は私は途中切ります。2文だけ接続詞で繋ぎ、長かった文章を短い文にしていくと英訳されたグーグル翻訳も意味のわかる翻訳になります。
実験
“はじめに”のセクションで実際に自分が書いた日本語文を実験の為、そのままコピペしてグーグル翻訳してみました。

校正を必ずし、ときにはすべて変えなければ
使えないときもあるし、そのまま変更もせず
使えるときもある
Calibration must be done and sometimes everything has to be changed
Sometimes it can’t be used and it doesn’t change
Sometimes it can be used.
この英語文ではまず編集の意味で校正と書いたのにグーグル翻訳は測定機器の校正の意味の方を選んでいて、全体的に何を言っているのかよくわからない英文になっています。
次に主語目的語を入れ文と文の間のスペースも改行もせずに短く2文に納まるようにしてみました。

わたしは校正を必ずする。ときには英訳されたものをすべて変えなければ使えないときもあるしそのまま変更もせず使えるときもある。
I always proofread. Sometimes you can’t use it without changing all the English translations and sometimes you can use it without any changes.
このように主語と目的語を明確にし、文も短くして、グーグル翻訳するとわかりやすい英訳になるのです。
まとめ
これからもしグーグル翻訳やその他の翻訳機能を使う機会があれば以下のことを念頭に置いて使ってみてください。尚、日本語から英語にする場合です。
1.主語や目的語がはっきりと日本語文に入っているかどうか。
2、文と文の間のスペースは開けず、改行もしない。
3.長い日本語の文章を切る。長くて2文までにしその場合は接続詞で繋ぐ。
上記のポイントが反映されていれば、翻訳機もわけのわからない英文を提案してこないのでチェックしてみてください。
余談ー本を出版しました
この度、キンドルで初めて本を出版しました。うちの家族の日常生活の出来事を日記風に英語で書いています。また、日常で使われている50個のイディオムを日記の中で紹介しています。出てきた文法などの説明もしてます。まずストーリーの英語の部分だけを読んで頂き、わからない単語が出て来ても文脈で理解する練習をしてください。日本語のサマリーもつけていますが、なるべく日本語に頼らないで理解する方が練習になります。英語で簡単な文章を読むのは楽しいと思えるように、またイディオムや英語表現が使われるコンテクストを認識し(=インプット)それを適切な場面や状況で使うことができるように(=アウトプット)また英語を英語で理解する英語脳を作る練習になるように、この本が少しでもお役に立てればと思います。興味のある方は一読してみてください。



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