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目次
はじめに
わたしは毎日小学生の息子が学校から帰ってくると宿題をやらせますが、宿題がないときは市販で購入した算数や英語のリーディングのワークブックをやらせています。こういうワークブックは答えがついているので、やらせた後に採点すればいいだけなので、割と楽ですよね。でも作文とかジャーナルを書かせるとなると日本語を英語にする英作文の練習ではなく、英語で自分の言いたいことを考えて文を構成して行く練習なのでどうやって添削したらいいかわからないと感じたことはないですか。今日はうちの息子が書いたジャーナルをもとにアメリカ人の子供のジャーナルだったらどういうサポートをするか、また英語が母国語でない子供のジャーナルだったらどういうサポートをして行くか説明して行きます。
アメリカ人小学3年生の息子が書いたジャーナル
添削前
We went on a wonderful walk first my art teacher told us that these weekends are the last hot days and then it will drop to 50 on the next week that’s CRAZY. On the walk I rode my bicycle and milly pushed nana banana that’s her nick name and her name is just nana. milly started to jog and Mom had to push nana milly and I raced. I was on my bike and milly was jogging. We could not tell who won it was a tie. We made it back to the car and I poured pop all over me we drove home. It was the best walk ever.
うちの息子は書くことがあまり好きではないのですが、物語を考えるのは好きなようです。このジャーナルもナレーション風に書いていますが、まず、この年齢の子供に多いのが、文の始めを大文字にし忘れたり、ピリオドやコンマも付け忘れることです。どこで文が切れているかわかりづらく読みにくいですよね。自分が話しているそのままを文章にしているので、ピリオドなんかを付け忘れるのです。今回はパソコン上で書いたので、スペルはすべてパソコンで正しいスペルに変換されています。ノートにジャーナルを書かせるとスペルも間違える時があるので、それはきちんと訂正させます。なぜならスペルのテストは小学生の時からあるからです。間違いを訂正させる時も間違いを気付かせるような質問をし、間違いに気付いたら訂正させます。


添削後
We went on a wonderful walk. First, my art teacher told us that these weekends are the last hot days and then it will drop to 50 on the next week. That’s CRAZY. On the walk, I rode my bike and Milly pushed Nana Banana. That’s her nick name and her name is just Nana. Milly started to jog and Mom had to push Nana. Milly and I raced. I was on my bike and Milly was jogging. We could not tell who won. It was a tie. We made it back to the car and I poured pop all over me. We drove home. It was the best walk ever.
大文字に訂正させ、ピリオドを入れて文章を切れば、読みやすいジャーナルになります。こういう間違いの添削サポートは簡単にできますし、学校の先生もこういう添削はよくやられます。 では下記の文のように時制の一致が間違っていたり、文法が間違っている時に訂正させた方がいいでしょうか?
First, my art teacher told us that these weekends are the last hot days and then it will drop to 50 on the next week.
学校の先生は文法の間違いは訂正しません。中学生になっても文法の間違いがあっても言っていることがわかれば文法のテストではないので訂正させる先生は少ないと思います。もちろん、スペルの間違いなどは正しいスペルを書いてくださいますが。それよりも、内容重視で、もう少し内容を膨らませないと読み手に理解してもらいない部分はもっと詳しく書かせたり、同じパラグラフで同じことを繰り返し書いているときなどは一つ削除させたりする添削はします。同じ単語を繰り返し使っている場合も他の類義語で言い換えられるものは変えさせたりします。ネットなどから引用した文も引用文だと書かず、全く同じ文を自分の文のように書くPlagiarism (盗作)は強く禁止されています。
上記の一文を私が言い換えるとしたらこう書きます。
My art teacher told us that this would be the last hot weekend of the year and next week the temperature would drop down to 50 degrees.
息子は Firstと最初に使っていましたが、First を使うと Second, Thirdと続かないとおかしいのでとりあえず、削除し、主語を明確にするために it を the temperatureに変えました。こういう風に私たちの言葉で変えてしまうと息子の文章ではなくなるので、私も学校の先生も言ってることが分かればそのままにし添削はしません。
英語が母国語でない子供が英語でジャーナルを書く練習をする場合
英語が母国語でないESLの子供がジャーナルを書く時はネイティブの子供のように語彙も少ないし、最初は文章も作れないかも知れません。そういう時は最近、読んだ本の中でちょっと言葉を入れ替えたら、似たような文章が書けるようなサンプル文を本の中から探して提示してあげる方法が一つあります。その提示する例文は子供の生活に関連するトピックであり、子供が知っている知識で文章にできるものです。
また、本の主人公を子供さんにして名前を変えて、子供さんがこの主人公の立場だったら、どういう話になるか考えながら書いて行く練習もできます。(これは私が前に書いたブログのアウトプットの練習で自分の体験談を習ったコロケーションで書く練習と似ています。)
このブログです

また、ジャーナルを書くときにトピックやアイデアが浮かんでこない場合は “This winter, I am hoping to …” 「この冬、私は~することを望んでいる」 “After school, I will … “「学校の後、私は… 」と出だしだけを提示し、残りの文を自分で書いて行ってもらう練習もできます。(これはよく日本でも英会話でよく使われる手法ですよね)
ランダムなオブジェクトを見せてインスピレーションを与える方法もあります。例えば、この鏡は誰のだろう? なぜ彼・彼女は鏡をここに置いて行ったのか? これで何をしていたのか? という風に子供の想像力を掻き立てさせながら、ちょっとしたストーリーを書かせることもできます。
新聞の切り抜きを見せるのも手ですね。地元でピットブルに襲われた郵便屋さんの写真を見せて、自分がピットブルに遭遇したらどうするか?と言った質問をしていろいろなアイデアが出てきたら、それを一緒に文章にしてみることもできます。
ESLの生徒さんの場合は最初は本の文章を見本にして自分の言葉で書き変える練習をすれば、文法がわからなくても、こういうコンテクストではこういう風に言えばいいということが分かってきますし、語彙も徐々に増えて行きます。文が書けるようになって来たら、2つの文を組み合わせるために使うリンク用語など( but, because, yet, however, and, so)を教えて、一つの文を二つの文にしてみたり、見本を見なくても普通に文章が書けるようになってきたら、繰り返し同じことを言っている箇所はないかまた同じ単語が何度も使われていないかと言ったようなアドバイスをして行くことをおススメします。
まとめ
アメリカ人の子供のジャーナルもESLの生徒のジャーナルも基本スペルの間違い、ピリオド、コンマの付け忘れなどの添削は必要です。が時制の一致など文法の間違いを訂正させるのではなく、同じことを2度繰り返している文はないか、同じ単語を繰り返し使いすぎていないか、もっと詳しく説明しないと読み手に理解してもらえない箇所はないか、前後の文章がちゃんと筋が通っているかなどの内容面で書き直させて行くことの方が大事です。 また、私のママ友がやっていることなのですが、うちの中や部屋の片隅に書くことに専念するスペース=ライティングスペースまたはライティングコーナーを作るというのもおもしろいアイデアです。ライティング専用のエリアを持つことで、子供が他のことに気を散らさず、ライティングスキルの練習に集中できるようにしているとのことです。また、どんな時でも子供さんが書いた作文や物語を興味深く読み、質問をしたり、学校で書いたエッセイを家に持ち帰ったときにも、可能な限り褒めることが子供さんの書きたいというモチベーションを高めるために重要です。
低学年の子供さんはbob bookで読んだインプット文を自分に置き換えてアウトプット文を作る練習をしてもいいですね。
余談ー本を出版しました
この度、キンドルで初めて本を出版しました。うちの家族の日常生活の出来事を日記風に英語で書いています。また、日常で使われている50個のイディオムを日記の中で紹介しています。出てきた文法などの説明もしてます。まずストーリーの英語の部分だけを読んで頂き、わからない単語が出て来ても文脈で理解する練習をしましょう。日本語のサマリーもつけていますが、なるべく日本語に頼らないで理解する方が練習になります。英語で簡単な文章を読むのは楽しいと思えるように、またイディオムや英語表現が使われるコンテクストを認識し(=インプット)それを適切な場面や状況で使うことができるように(=アウトプット)また英語を英語で理解する英語脳を作る練習になるように、この本が少しでもお役に立てればと思います。興味のある方は一読してみてください。

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